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CBTアセスメント開発チームへアイテムバンクがもたらす効果とは?

効率的なアイテムバンク・システムにより、テスト開発プロセスを合理化し、アセスメント・コンテンツの作成と管理をよりシンプルにかつ迅速に行うことができます。


なぜ、アイテムバンクは必要か ?

効率的なアイテムバンク・システムにより、テスト開発プロセスを合理化し、アセスメント・コンテンツの作成と管理をよりシンプルにかつ迅速に行うことができます。

アイテムバンクを使用することで、膨大な数の問題アイテムのデータベースを、整理されたアクセス可能な構造で維持することができます。問題アイテムやテストの編集者は、利用可能なリソースを簡単に操作することができ、必要に応じて新しいリソースを作成することができます。

アイテムバンクを構築することで、以下のようなさまざまなメリットが提供されます。

  • 階層的なライブラリ
  • 問題アイテムの再利用
  • 協働オーサリング
  • アクセスコントロール
  • メタデータによる分類

 

階層的なライブラリ

多くの教育機関では、カリキュラムやテストなどのアセスメントデータを深い階層構造で管理しているため、アイテムバンクで使用されるライブラリにも、この構造を完全に反映することが求められます。アイテムバンクのライブラリはブラックボックス化せず、わかりやすく透明性のある構造を与えることで、テスト開発プロセスが大幅に改善されます。

 TAO では、アイテムバンクで使用するライブラリとその内容をユーザーインターフェイスを通して確認することができます。一度ライブラリの構造を決めてしまえば、新しいユーザーや新しいアイデアを取り入れるために、ライブラリを変更することも容易です。問題アイテムの移動、コピー、複製が可能で、個々の問題アイテムやそのフォルダ全体も移動させることができます。

 

問題アイテムの再利用

アイテムバンクの問題アイテムは、異なるテストでの再利用を可能にする必要があります。また,別のテスト作成者による再利用もしやすくすることが必要です。優れたアイテムバンク・システムは、これをスムーズに実行するための方法を備えています。

TAOでは、問題アイテムそのものの再利用だけでなく、問題アイテムを構成する必要なリソースも再利用することができます。TAOでは、画像、音声またはビデオ録画などのリソースを問題アイテムに含める場合、それらは個別のアイテムに統合されず、アイテムによってリソースを参照する仕組みになっています。言い換えると、リソースの物理的な管理場所は、問題アイテム内ではなく、共通ライブラリとして管理されるため、同じリソースを複数の問題アイテムで再利用することができます。またリソースが変更になった場合も、もとのリソースを変更することで、全ての問題アイテムに変更が反映されます。

 

協働オーサリング

例えば、ある問題アイテムの作成者がテキストを提供し、別の作成者がグラフィックを提供することもできます。アイテムバンク・システムは、このような協働オーサリングを可能にします。

協働オーサリングがうまく機能するためには、アイテム作成者が同じアイテムで作業する際に、誤って互いの作業を上書きしないことが重要です。TAOは、アイテム履歴という機能を提供し、同じアイテムの異なるバージョンを管理することを可能にします。コラボレーション・オーサリングに参加する作成者は、ボタンを押すことでアイテムの履歴、つまり異なるバージョンを確認することができ、同じアイテムに新しいバージョンを保存し、各作成者は自分の作業パートを反映させることができます。

 

アクセスコントロール

効率的なアイテムバンク・システムは、アセスメント資料へのアクセスを制御することができます。この方法では、例えば、異なる問題作成者が作業可能な範囲を定義することができます。一日の終わりに退社するとき、作成者は、作業していたアイテムが翌日も、退社時の状態でシステム内に残っていることを確認する必要があります。

 TAOでは、システム管理者が、どのユーザーがどのライブラリにアクセスできるかを設定します。アクセス権は、個々のユーザー、または特定の役割を持つすべてのユーザーに付与することができ、一般的なルールとして、アイテムの作成者にはアイテム ライブラリへのアクセス権のみが、テストの作成者にはテスト ライブラリへのアクセス権のみが与えられます。

さらに、個々のユーザーに対して、異なるタイプのアクセスを許可するなど、アクセスを制限することができます。つまり、あるユーザーは特定のワークスペースの「表示のみ」を許可し、他のユーザーは指定されたワークスペースでの「オーサリング作業のみ」を許可するということができます。

 

メタデータを使ったアイテムの分類と検索 

階層的なライブラリによる問題アイテムの整理は、必要な問題アイテムへのアクセスを可能にします。しかし、階層的ライブラリでは、例えば科目や学年といった一面的な分類しかできません。問題アイテム数が増えるにつれ、ほとんどのテスト作成者は、探している問題アイテムを見つけることがますます困難になることに気づくでしょう。

そこで役に立つのがメタデータです。数百または数千の問題アイテムでも、メタデータタグを使用することで、必要な数の異なる基準に沿った分類を可能とし、必要な問題アイテムを特定する事ができるようになります。

TAOにおいては、メタデータはアイテムのプロパティに記録され、目的に応じてさまざまなタイプがあります。例えば、ある問題アイテムの難易度を記録するリストを作成し、低、中、高という値を格納することができます。TAOの高度な検索機能では、この値を検索条件とすることができますので、例えば、あるテーマについて初心者向けのテストを組みたい場合、レベル低とされた問題アイテムのみを検索することができます。また、複数の検索条件を入力することで、より具体的な問題アイテムが提示されるため、検索が効率的に行えます。

CBTアセスメントでは、高品質のアイテムバンク・システムが、テスト開発の準備とアイテムの維持管理には欠かせません。アイテムおよびテスト作成者の作業フローと自由に使えるリソースの両方を整備することが,テスト開発プロセスをより効率化し、時間とコストの削減につながるのです。

この記事はアセスメントプラットフォームTAOの開発元であるOAT社よりライセンスを受け、ブログの内容を翻訳しています。(著者:Catherine Pease)
https://www.taotesting.com/blog/how-can-assessment-item-banking-improve-your-teams-efficiency

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